〒333-0801
埼玉県川口市東川口2-6-10
武蔵野線埼玉高速鉄道「東川口駅」徒歩5分
皆さんおはようございます!
連日寒い日が続きますが、体調はいかがでしょうか?
インフルエンザも流行っているみたいなので、予防をしっかりしましょう!
今日、朝道路を歩いていたら気が付かないぐらいの氷で滑って転びそうになりました。笑
雪が溶けて来たとはいえ、油断は禁物です!
もし転んで怪我をしてしまった場合は、大丈夫だろうと油断しないようにしましょう。
なかなか痛みが引かないなと思っていたら骨折していた、動かないなと思っていたら脱臼していたなど、怪我の処置が遅れると治るのも遅くなってしまいます。
打撲だから大丈夫だろう、ちょっと捻ったぐらいだから大丈夫だろうではなく、自己判断で終わりにせず接骨院、又は病院に受診することをお勧めします。
些細なことでもいいので、お困りのことがある方は遠慮なく御相談ください!
風邪、怪我などに気をつけて今日も一日元気に過ごしましょう!
皆さんこんにちは!
今回はバスケットボールをしていて転倒した際に左第七肋骨を骨折してしまった患者様のお話しです。
40代の女性の患者様でバスケットボールの試合中に転倒し、その上に相手選手が倒れてきて
圧迫された際に骨折してしまいました。
整形外科の先生に同意を得て(接骨院で骨折、脱臼の施術をする場合は医師の同意が必要です)当院で施術を開始しました。
来院時の症状は局部の圧痛、介達痛(肋骨の側面が骨折している場合、前から胸を押すと痛みが響きます)、呼吸痛がありました。
レントゲンのデータも見せていただき骨折部位の確認もできました。
さて、骨折をした場合どういう風に骨がくっついていくか皆さんご存知ですか?
簡単に説明すると
1、骨折した場所に血の塊ができる
2、仮の骨(仮骨)が出来て骨折部位を繋ぐ
3、骨がくっつき始める(まだ固くはない)
4、固くなってくる
5、完全に固くなり修復完了
となります。
年齢、折れ方によって期間は異なりますが、骨がくっつくために必要なことはしっかりと固定することです。
肋骨骨折の場合だとコルセット等で動かないように固定することが多いです。
固定が不完全だったり、固定期間が短くなってしまいますと骨がくっつく機能を失ってしまい、
偽関節という状態になってしまいます。
偽関節になってしまうと、手術をして固定しなければならなくなってしまいます。
ただ待っているだけでも骨はくっつくのですが、ギプスをずっとしているのも辛いですよね。
固定している間にも出来ることがあります。
元気な関節を動かすこと、血流を良くすることです!
固定の最中でも動かせるところは動かしておかないと筋肉が細くなったり、関節が固くなってしまうためギプスが外れた後のリハビリが大変になってしまいます。
血液の中には身体を修復する成分が含まれています。なので血流をよくすることで修復力が高まります。
よく大腿骨を骨折すると手術をしなければいけないと聞くと思いますが、これは折れる場所によって
血流が行き届かないために手術をしないとくっつかないということです。
今回の患者様の肋骨骨折に対しては、背骨の可動域を出し、緊張している筋肉を緩めることにより血流を良くしていきました。
整形外科の先生にびっくりされるほど早くくっつきました。
今では多少の痛みは残るもののバスケットボールを楽しんでいらっしゃいます。
勿論、結果には個人差がありますが、何もしないで待っているよりは出来ることはどんどん行っていった方が
早く復帰できると思います。
骨折だけでなく、脱臼、捻挫、打撲、肉離れ等ケガは放っておいてしまうと、回復する力をドンドン失っていってしまいますので
早めに対処しましょう!
ケガでお困りの方は是非当院にご相談ください!
最近、小、中学生の患者様でスポーツでケガをされたり、スポーツ障害で来院される方が多いです。成長期で骨と筋肉のバランスが崩れると、ケガやスポーツ障害が起こりやすくなります。
そんな子供達に共通している事は、
1、身体が固い
2、足首が固い
この二つがあります。
まず、身体が固い事についてですが、足を伸ばして座っても背筋が伸びない子が多いです。太ももの後ろの筋肉が固いせいで骨盤が後ろに倒れたまま座っている状態になっています。
この状態で痛めやすい箇所は、腰と太ももの筋肉です。悪い姿勢でスポーツをすると走るのも遅くなり、腰又は足の筋肉への負担が増してしまいます。
もう一つ足首が固い事についてですが、しゃがむと踵が浮いてしまう、後ろに倒れてしまう子が多いです。立ち上がる、しゃがむ、走る、ジャンプする等足首は常に使い続ける関節です。足首が固いとドタバタ走りになったり、ジャンプした後の着地時などに衝撃を吸収しきれず膝から太もも、腰にと衝撃が伝わってしまいます。
まずチェックをしてみましょう!
身体の固さチェック
1、足を伸ばしたまま座ります
2、そのまま背筋を伸ばします
背中が伸びない、骨盤が真っ直ぐにならない方は要注意です。
次に足首の固さチェック
1、足を揃えて立ちます
2、そのまましゃがみます
カカトが浮いてしまったり、後ろに倒れる、膝が開いてしまう方は要注意です。
これを改善する事により、ケガをしにくい身体、パフォーマンスの向上に繋がります。
スポーツをなさっている方だけでなく、また子供だけでなく大人の方でもこれに当てはまる方は要注意です。
身体の固さ、足首の固さが気になる方は是非ご相談下さい。
スポーツコンディショニング(自費診療となります)も承っております。
足首を柔らかくして、元気で丈夫な身体を手に入れましょう!
久々の更新になってしまいました(T_T)
今日の患者様は都内からお越しいただいた小学生の男の子です。
初回来院時の症状はクロールをしていて腕を水面に引き上げる動作をすると肩から胸にかけて痛みが出るというものでした。
詳しく話を聞き検査した結果、肩甲骨と鎖骨の関節の動きが悪く、両方の骨にくっついている筋肉を無理やり使っていたためにケガをしてしまったのだろうという所にたどり着きました。
肩甲骨と鎖骨の関節についている筋肉といってもたくさんあります。その中でどの筋肉、組織が悪いかをしっかり判断するために徒手筋力検査
(いわゆる抵抗運動)をします。その結果、大胸筋という胸の筋肉の筋力が悪いことが判明しました。
人間の関節を動かす筋肉は主動筋と拮抗筋の関係で働いています。例えば、肘を曲げる時、力こぶの筋肉が縮んだら(主動筋)二の腕の筋肉が伸びます(拮抗筋)。膝を伸ばす時、太ももの前の筋肉が縮んだら(主動筋)太ももの後ろの筋肉が伸ばされます。
この患者様に当てはめると、クロールで腕を回す際に菱形筋(背骨と肩甲骨の間の筋肉で腕を後ろに引く際に使います。これが主動筋になります)が縮んで大胸筋が伸びなければいけないのですが、大胸筋が固いため伸びることができず、無理に腕を回したために痛めてしまいました。
関節の調整、筋膜リリースという筋肉を覆っている膜(ソーセージでいうビニールの部分です!)を緩めることにより可動域が広がり肩がスムーズに動くようになりました。
しかし、まだちょっと引っ掛かりが残ると訴えがありました。
筋肉と関節の調整をしても痛みが取りきれないときに検査する場所があります。
それは…内臓です!
患者様に「最近お腹痛いことある?」と聞いたところ、ビックリした顔で「ある!」といわれました。
実は内臓も筋肉、背骨と関係してきます!ちなみに大胸筋は胃と関係してきます!
内臓マニュピレーションという施術方法を使い施術したところ、引っ掛かりが取れてとても喜んで頂けました。
筋肉、関節の施術で症状に変化がない場合は内臓、または自律神経系の働きに目を向けて施術をしていきます。
痛みが出ているところだけを施術するだけでなく、関連性のある骨、筋肉を調整することにより治癒力が高まります。
問診時に今までの既往歴(病気にかかったことがあるか)、内臓の不調などを詳しく聞かせてもらい、必要であれば提案させて頂きます。
意外と関係ないだろうと思っていることが原因だったりすることもありますので、身体の事で気になることがありましたら何でもご相談ください!
新年明けましておめでとうございます!
みなさん、お正月休みは満喫できましたか?
昨日から仕事初めの方もいらっしゃると思います。
やす接骨院は今日から通常通り診療致します!
年末にも書かせて頂きましたが、今年も皆様の健康を促進出来るよう、精進してまいりたいと思います!
今年からメニューを1つ追加致しました!
その名も!〝やす式足首矯正〟!
足の重だるさ、むくみ、筋肉の張り、スポーツをしている方のパフォーマンスアップ等の改善に効果があります!
スポーツに観点を置いてお話しすると、
足(足首から先)の骨は細かい骨が重なり合って構成されています。
この骨に歪みが生じると・・・
・足首が固くて動かない
・足首を回すとゴリゴリする
・足の指が動かない
・足が疲れやすい、または浮腫みやすい
・運動をすると足がすぐ疲れる、重くなる
・腰や膝が痛みやすい
・冷える
などの症状が出てきます!
思い当たる項目はありましたか?
思い当たる方!ぜひ相談してください!継続して矯正することにより、いい状態を保てます!
立ち仕事の方、スポーツをなさってる方は是非受けてみて下さい!
来院時に受付で足首矯正やりたいと言って頂ければ予約なしでも受けれます!
今年もよろしくお願い致します!
みなさんこんにちは!今日も院長です!
一気に冬模様になり寒い日が続きますね。しかしながら寒いと思った翌日は暖かかったり、また寒さがやってきたりと、
身体がついていかず風邪を引いてしまったという方もいらっしゃると思います。
皆さんこんな体験したことはありませんか?
『お風呂、岩盤浴等で身体が温まった後にすぐに寒い所に移動してしまったため、寒気を感じブルブルッと体が震える』
こういったことが、どういうシステムで起きているかというと・・・
➀身体が温まる→血管が拡張し血流量が上がる
➁汗をかく→汗をかいて上昇した体温を下げる
➂着替えて外に出る→血管が拡張したままで体温を下げる機能が働きっぱなし
④寒気を感じる→体温を下げている最中に寒い所に移動するともっと体温が下がる
⑤風邪を引いてしまった!→血管の収縮が追いつかず、身体の保温ができない
という風になっています。
ブルブルっと震えるのは体温をまた上げるために震えるわけですね!
暑い所に行ったら血管が広がり、汗をかいて体温を下げる。
寒い所に行ったら血管が収縮し、血流量を下げ体温が下がらないように調節する。
日常生活の中でもこういったことが繰り返し身体の中で行われていて体温の調節をしています。
血管の働きは自律神経によって支配されています。
自律神経は『自分で意識して働かせることのできない場所を働かせる神経』です。心臓とか、内臓とか目の働きなどですね!(その他にもいろいろあります!)
謎の体調不良が起きやすい方は自律神経の働きが正常じゃなくなっているかもしれません!
自律神経の働きが落ちてしまっている方は色々な体調の不調を訴えます。
お腹の調子が悪い、眠れない、頭痛が起こる、捻ったわけではないけど腰が痛いなどなど・・・
もし、このブログを読んで自律神経の働きが気になる方がいらっしゃいましたら、来院された際にスタッフにご相談ください!
自律神経の働きを改善する施術を受けた方が良い場合や、自宅でできる改善方法をお教えできたらと思います!
皆さん、こんばんは。
秋の装いを感じるこの頃、食欲が止まらない…どうもスタッフの齋藤です。
さて、酷暑も終わり過ごしやすくなってきたと共に節目のシーズンを終えた学生さんも多いと思います。
当院でも夏の大一番の大会、学生生活集大成の大会に向けて治療と練習を頑張ってきた学生の患者様が多数いました。
結果の出た方もいれば、残念ながら敗戦し志半ばに引退を迎えることになってしまった方もいらっしゃいました。
勝負事は時の運も関わってきますが、自身の持てる力を最大限に発揮することが一番重要ですね!!
もう少しすると本格的な冬を迎え寒さも厳しくなってくることでしょう。
寒い環境下で良質なパフォーマンスを発揮することは夏場とはまた違った難しさがあります。
冷えた身体では組織の働きが低下し、思い通りの動きができないこともあるでしょう。
そうした中で負ってしまうケガも少なくありません。
では、ケガを負うリスクを少なくするにはどういったことが挙げられるでしょう…??
最近何かと耳にすることも多いと思いますが「体幹トレーニング」もその1つとして挙げられます。
体幹を鍛えることにより身体の軸のブレを少なくし、運動中の強い負荷に対して柔軟に耐えられる力がつきます。
言葉だけではイメージがつかないかと思いますが、決して難しいものではありません!!
当院ではスポーツを頑張ってらっしゃる皆さんに、スポーツコンディショニング、整体という形で
身体バランスの分析、その分析結果から得られる弱点の克服、又は競技の特性を踏まえた身体能力の向上、等々…
各個人に合わせたオーダーメイドの調整を承っております。(ケガをなさってしまった場合は保険適用ですが、調整のみは自費診療となります)
今夜も寒空になるようですが、皆さん風邪を引かないように気を付けてくださいね(‘ω’)ノ
あぁ…おでんの季節ですねぇ( *´艸`)
ではまた!!
こんにちは!東川口の和尚さん、院長です!
今日の患者様はフットサルの試合中に右膝内側側副靭帯を損傷してしまった男性の患者様です。
負傷後、整形外科にてレントゲン撮影後、当院に来院されました。
お話を詳しく伺うと、試合中にボールを蹴ろうとしたときに、相手選手と同時にボールを蹴ってしまい、膝の内側を伸ばしてしまいケガをされました。
接骨院ではレントゲンは撮れないので、徒手検査という手を使った検査方法で検査をします。
ケガをしてしまった場所は膝の内側ですが、膝には沢山の靭帯(前十字靭帯←僕も両膝の靭帯切れています!後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯)
と、半月板(ここも僕は切除しています)という軟骨組織があり、これらの検査を全て行ったうえで治療の計画を立てます。
ちなみに、靭帯を伸ばしたという表現は、損傷の程度を表す表現です。
Ⅰ度損傷:小さい範囲の損傷で、関節のぐらつき等は出現しません。
Ⅱ度損傷:比較的広範囲で損傷を認め、関節の不安定性が出現します。完全断裂はしていません。
Ⅲ度損傷:完全断裂
と、このように分類されます。
幸い、この患者様はⅠ度とⅡ度の中間あたりの損傷で、他の組織には異常はありませんでした。
膝を負傷した直後から1、2週間は炎症、腫脹(腫れ)ともに強く出てしまうため、運動療法は行わず、当院で行っているオステオパシー(自己治癒能力を高めるための手技療法)を用いて、周りの組織を緩め、腫れを引かせて可動域を広げていく施術を行います。
膝を負傷してしまったことにより、股関節、足首等にも負荷がかかってきたしまうので、負傷してしまった箇所だけでなく、全体的な関節のバランスを
整えることにより、より治療効果が出ます。
その後一番大事なのが固定です。損傷部位を固定することにより、不安定性をなくし、圧迫し腫脹を抑えます。
なかには固定を面倒くさがり、しないでほしいという方もいらっしゃいますが、固定するしないでは治り方が格段に違うので、骨折や脱臼でない限りは
患者様のライフスタイルに合わせた最善の固定を行います。
やはり固定をしていても仕事等で動いてしまえば腫れと共に痛みも出てきてしまいます。
その後、1週間に3回程度の通院、施術で一か月後には、軽いジョギング等はできるまでに回復しました。
受傷後4ヶ月経ち、ある一定の角度でボールキックをすると痛みが出てしまっていますが、その他の動作は違和感なく行えています。
僕も、両膝の前十字靭帯を切っており、右膝は中学校3年生の時に手術しました(もう20年前になります)
靭帯は骨と骨を繋ぐ大事なバンドになっています。しっかりと治療しないと、将来的に運動ができなくなったり、
他の疾病につながる場合もあります(変形性関節症などなど)。
ご自身では大丈夫だと思っていても、検査をしなければわからないこともありますので、ケガをしてしまったらすぐに接骨院、整形外科に受診することをお勧めします。
こんにちは!
本日は東川口のポケモンマスター白幡がお届けいたします。
スポーツをしていて1度治ったはずのアキレス腱炎がハードな練習をするとまた痛くなる…
といった経験はありませんか?
本日の患者様は長年何度もアキレス腱炎を発症してしまうお悩みを抱えています。
ダッシュを繰り返すとアキレス腱に痛みがでてしまい、歩行するだけでもかなりの痛みを発してしまいます。
今日の患者様の場合は右の股関節の動きが悪く走る際にうまく膝が上に上がりません。代わりに左足首で強く地面を蹴り、
代償動作で右の膝が上がっているかのように動かしてしまうため、
走るたびにヒラメ筋と腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)が必要以上に縮んでしまいアキレス腱を引っ張ってしまいます。
この動きが原因で毎回アキレス腱炎を発症してしまいます。
この患者様に対しての施術は、右の股関節の動きを良くする施術を行い左のアキレス腱にかかる負担を軽くしていきます。
股関節を動かす筋肉は足の筋肉だけではなくお腹の奥にある筋肉やお尻の筋肉が強く関係してきますので
痛めたところだけではなく、関係している筋肉、関節までチェックしなければ、本当の改善になりません。
みなさんも、肝心な試合の前に痛くなったり、しっかり追い込みたい時期に痛くなったり…
痛みがあるせいで思うようにトレーニングができない!パフォーマンスが向上しない!
ことで悩んでいませんか?
1度治ったはずの怪我がなぜまた痛みがでてしまうのでしょうか?
実は治っていないのです。
痛みを感じない=治った ではありません。
痛めていない方と同じように動くのか、痛めていない方と同じように力が入るのか判断しなければなりません。
痛みが治まったからといってケガする前の練習をすぐに再開すると強度が弱くなった患部に負担をかけ再発してしまいます。
怪我をしていまったら「十分に患部を休ませる→可動域を回復させる→筋強度を上げる→患部に負担をかけている原因を追究する」
このルーティーンが大切になってきます。
もちろん痛めてしまっているアキレス腱を緩める治療も行いますが
それだけではすぐ痛みが再発してしまうので「走る」という動作にかかわる筋肉をチェックし
当院では損傷している部位だけでなく損傷につながる原因を追究していきます!
また、正しいトレーニング方法やストレッチの方法、セルフケアの方法まで指導させて頂きます!
もう2度故障しない身体を目指して…
皆さんこんにちは!院長の平松です!
今日は、水泳(水球)をしていたら肩が痛くなってしまった患者様について書きます!(許可はとってあります!)
水泳といっても色々な泳ぎ方がありますが、今日はクロールで水を掻く動作、または水面に手を入れる際にケースに痛みが出る場合について書きたいと思います。
水泳の選手って体が逆三角形の人が多いですよね?
全身運動なのでどこの筋肉も重要なのですが、肩甲骨回りの筋肉、背中の筋肉の発達により逆三角形のナイスボディーが出来上がります。
この筋肉が、泳ぐ際の肩の動きに非常に重要になってきます。
クロールだけではなく、泳ぐ際の肩を回し、水を掻く動作時には肩甲骨の動き、腕のねじれ方、広背筋の筋力等、背中側の筋肉の働きが重要になります。
この患者様の症状は、「クロール時に腕を上げると肩が痛い」という症状でした。
最初に肩がどこまで上がるか、どの角度で痛みが出るかを検査します。腕をまっすぐ挙げた場合の正常な可動域は0~180°の範囲になりますが、
160°までしか上がりませんでした。
この際に診るポイントは、肩の関節自体の動きが悪いのか、肩甲骨の動きが悪いのかがポイントになります。
彼の場合は、肩甲骨の動きが悪いことがわかりました。
「肩甲骨の動きが悪いよ」と説明させていただくと、施術している最中に患者様からほぼ絶対と言っていいほど「肩甲骨を動かす筋肉」ってなーに(・・?
という質問をよく受けます。
ひとえに肩甲骨を動かす筋肉といってもたくさんあるのですが、今回の場合は僧帽筋という、いわゆる皆さんが思う肩こりの筋肉です。
この僧帽筋という筋肉は、後頭部のでっぱり、背骨(胸椎)から始まり、肩の外端まで付きます。
この筋肉の働きが悪くなると腕を上げた際の肩甲骨の動きが悪くなり、腕が上がらなくなります。
この筋肉を緩めると腕が上がるようになるのですが、マッサージだけで良くなる人はあまりいないように思います。
筋肉をマッサージしても、筋肉の始まりの場所と終わりの場所のバランスが悪ければ、またすぐに硬くなり、無理に使うことにより再度痛みが出てしまう場合があります。
当院では、「痛みがある場所だけ」を施術するだけでなく、体全体のバランス、体全体の連動性を診て施術します。
この患者様の場合は、骨盤の歪みと、股関節の可動域を広げたことにより腕が上がるようになりました!
不思議ですよね~!
文章に起こすと膨大な文字数になってしまうので、今回の件をまとめると
「痛みがある場所が必ずしも悪いわけではない!」ということです!
スポーツをされている方ならお分かりいただけると思いますが、どのスポーツ(日常生活の動き)でも一つの動作に対していろいろな筋肉が動きます。
なんのスポーツをしていて、どういう動作をしたときにどこの場所に痛みが出るかによって、検査をする場所、施術をする場所等が変わってきます。意外な場所を施術したら、よくなる場合もたくさんあります。
それを勘に頼るのでなく、しっかりと解剖(体の仕組み)の知識をフル活用したうえでの施術により、人間が本来持っている回復能力を引き出し、怪我をした場所を治すだけでなく、怪我をしにくい体にすることも大切になってきます。
スポーツをしていて頻繁に怪我をしてしまう方、いつも同じ場所を痛めてしまう方など、是非一度来院してみてください!
怪我の原因を徹底的に追求しましょう!